大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

2018/06/16(土) 京セラドーム大阪

6/16

B1-0Bu(延長11回)

勝 三嶋

負 近藤

S 山﨑



濱口遥大とブランドン・ディクソンの痺れる投手戦。


リリーフ陣も得点を許さず、ゲームは延長戦に突入。


試合を決めたのは、ここ大阪で社会人時代を過ごしたルーキーの一打だった。



今週から、4人の若手選手に個人応援歌が決められた。


彼に与えられたのは、大阪出身のレジェンドの曲。


ハマの龍神。

2000年代のミスター・ベイスターズ。

金城龍彦。


38年振りの日本一に輝いた1998年オフ。

住友金属からドラフト5位で投手として入団。

入団後打者に転向し、2000年に彗星のように一軍の舞台に現れた。


鉄板のマシンガン打線に割って入り、波留敏夫、進藤達哉らを押しのけてレギュラーを奪取。

新人王と首位打者を獲得する大活躍。


彼の活躍の影響もあり、波留はドラゴンズに、進藤はオリックス・ブルーウェーブに、それぞれトレードに出されてしまう。


それほどのインパクトだったのだ。


天性の野球センス、動物的なカン、そして血のにじむような猛練習で、ベイスターズの外野を守り続け、スタジアムを駆け抜けた。


ゴールデン・グラブ賞2回。

第1回WBCにも出場。


しかし、かつてのスター選手と同じ悲劇が彼にも襲う。


2014年オフ。

現役続行を望む選手。

コーチ就任要請という名の引退勧告を告げる球団。


ベイスターズの宝は、またもや他球団に流失してしまった。


2015年4月15日。

横浜スタジアム。

ジャイアンツのユニフォームを着て現役最後のホームランを放ち、そのオフに引退。

現在は、ジャイアンツの二軍打撃コーチとして後進の育成にあたっている。


「ハマスタのファンの皆さんに元気な姿を見せられて良かった」


2016年4月4日。

横浜スタジアム40周年記念試合では、谷繁元信、石井琢朗、内川聖一と共に、記念映像でのインタビューに応えている。


ハマスタに龍神が帰ってきたのだ。


そして、その応援歌は「ハマの神の子」に継承された。



試合を決めるスリーベースは今季3本目。

ここまで記録した盗塁は13。


共にセ・リーグ2位の好成績。


「まだまだレギュラーを取れたとは思っていない」


謙虚に語る24歳の瞳は既に次のゲームを見据えている。



見せてくれ 見せてやれ

超スーパープレイを

ハマの風に乗った

男の意地を


横浜DeNAベイスターズ。

背番号8。

神里和毅。


EVERYTHING'S GONNA BE ALRIGHT.

何とかなる事ではなく何とかなる努力をする。


VICTORY is WITHIN US.