大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

背番号27の時代が来る! #27

2019/07/30(火) 横浜スタジアム

ベイスターズ 6-2 スワローズ


勝 上茶谷大河 6勝3敗

負 デービット・ブキャナン 1勝6敗


真夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2019」が開幕。


2012年のDeNA新球団発足とともにスタートしたこの企画も8回目。


特製ユニフォーム配布や試合後のイベントなど、プラチナチケット化する大人気企画だ。


思い起こせば2012年夏。


中畑清新監督を迎えた球団は、最下位に沈んでいた。


筒香嘉智は期待の若手の一員でしかなかったし、康晃ジャンプなど存在しなかった。


不甲斐ない試合に逆上した一部ファンが、配られたグッズをグラウンドに投げ込むこともあった。


だが、この8年間。チームは着実に力を付けてきた。


ホームラン王、首位打者、打点王、セーブ王も生まれた。


侍ジャパンに選手を幾人も輩出した。


そして、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズにも進出した。


今シーズンも、シーズン序盤の最下位から這い上がり、本気で優勝を狙える位置まで来た。


「フリーエージェントで選手が出て行くばかりでなく、FA選手や将来有望なアマチュア選手がベイスターズに来たいというような球団にしないといけない」


冬の時代を孤軍奮闘してきた三浦大輔現投手コーチは、自身がFA宣言しながら球団に残留した経験を踏まえ、叫び続けてきた。


そして、そういう時代がやってきた。


2018年6月。

横浜スタジアム。


「ちょうどあの三塁側のあたりだったんです」


東洋大学野球部のエースだった彼は、知人とベイスターズvsファイターズを観戦していた。


「山﨑康晃さんが出てきた瞬間、一体感に鳥肌が立った。球場の雰囲気やベンチとかを見ていて、すごくいいなと。ここで野球をしたいと思ったので、何かの縁なのかなと思います」


その年、ドラフト1位で入団。


球団は名球会投手にして「カミソリシュート」の平松政次の背番号27を彼に与えた。


開幕からローテーションに定着し好投を続けるも、3連敗。


だが、5月18日のスワローズ戦でプロ初勝利を記録して以来5連勝。


2016年今永昇太の記録に並んだ。


そしてこの日もスワローズ戦。


7回。

打者24人。

投球数76。

被安打3。

被本塁打1。

奪三振2。

与四球1。

失点2。


威風堂々のピッチングで、球団新人記録の6連勝目をもぎ取った。


新人投手の6連勝は2013年スワローズの小川泰弘以来6年ぶり。


先発初勝利からの6連勝は1994年タイガースの藪恵市以来25年ぶりの快挙。


新たな歴史に、その名を刻んだ。


「一つでも勝利に貢献してジャイアンツを抜けるように頑張ります」


力強い宣言に、満員のスタジアムのファンは大歓声で応えた。


試合後には100機のドローンが鮮やかな宇宙航空ショー。


創設70周年の栄光へ、鮮やかな星を横浜の夜空に描いた。


令和の背番号27の時代がやってくる。


横浜の熱い熱い夏の主役は、君だ!


たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。

背番号27。

上茶谷大河。


ALL IS WELL.

すべてに勝ち抜いていく。


Go Beyond the Limit.


I☆YOKOHAMA!