大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

ハマの安打製造機 #51

2019/07/08(月) 明治神宮野球場
ベイスターズ 3-5 スワローズ


勝 山田大樹 1勝0敗
S スコット・マクガフ 4勝1敗3S
負 飯塚悟史 0勝1敗


前半戦最後の3連戦が幕を開けた。


左半分を覆うベイスターズブルーの神宮球場。


大型連敗に苦しみ、最下位にあえいだチームがここまで盛り返してきた。


その力は、選手の奮闘と熱き星たちの声援に他ならない。


いい形でスタートをしたかったが、3連戦の初戦を取ることはできなかった。


この試合でチーム唯一のマルチヒットを記録したのは、背番号51。


6回表には追撃のソロホームランも放っている。


この人の復調無くして、チームのこの位置はあり得なかった。


アマチュア時代から、練習の鬼だった。


それはベイスターズの主軸になり、リーグを代表する今となっても変わらない。


社会人出身のドラフト6位ながら、チームメイトも驚く練習量で今の地位を掴んだ。


ベイスターズの背番号51といえば、鈴木尚典。


「ハマの安打製造機」の異名を持ち、1997年から2年連続首位打者。


1998年に背番号が7に変更になり、日本シリーズではMVPにも輝いた。


現在背番号51を背負う彼にも、新しい背番号への打診があったという。


「僕は背番号51のままでプレイさせて下さい」


彼はこの背番号で更なる飛躍を期す。


「首位打者は確かに嬉しかった。でもがむしゃらにやっていて結果的について来た感じ。本当に嬉しくて思い出に残っているのは優勝です」


元祖・ハマの安打製造機の鈴木はこう公言してはばからない。


令和の背番号51も全く同じであろう。


2017年オフに公開された球団公式ドキュメンタリー「FOR REAL」。


この中で、彼は同僚の梶谷隆幸と語り合う。


「ビールかけってどんな気持ちがするんだろう。一度やってみたいな」


その夢は、クライマックスシリーズでカープを打ち破り、一応は叶えた。


だが本当の歓喜は、優勝の栄冠にしか訪れない。


優勝したのは、カープだからだ。


冗談や、夢物語ではなく、本気で狙えるところまでチームは盛り返したが、まだまだ状況は厳しい。


創立70年の令和元年。


多くの人の願いを背負って、栄冠に向かって進んでいく。


さあ振り抜け宮﨑
気迫あふれるパワーで
夢描け鮮やかに
空高く


横浜DeNAベイスターズ。
背番号51。
宮﨑敏郎。


ALL THE BEST!!
成功を願って!!


Go Beyond the Limit.