大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

やられたら、やり返せ! #19

2019/08/10(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5x-4 ドラゴンズ
勝 山﨑康晃 3勝1敗25S
負 祖父江大輔 3勝4敗


2019/08/11(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 8-10 ドラゴンズ
勝 又吉克樹 2勝3敗
S ジョエリー・ロドリゲス 2勝4敗1S
負 武藤 祐太 0勝2敗


2019/08/12(月) 明治神宮野球場
ベイスターズ 4-5x スワローズ
勝 スコット・マクガフ 5勝3敗6S
負 山﨑 康晃 3勝2敗25S


ドラ2ルーキー伊藤裕季也のプロ初ホームランと2打席連続ホームラン。


プロ8年目、乙坂智の初サヨナラヒット。


伝説のクローザー「大魔神」佐々木主浩のセレモニアルピッチで幕を開けた『70th ANNIVERSARY GAME』。


劇的な試合展開に、このまま勝ち続けていくと、誰もが信じた。


しかし、甘くはないプロの世界。


対ドラゴンズ3戦目は、フル回転のリリーフ陣が逆転を許し惜敗。


そして舞台は神宮に移った。


取って取られてのシーソーゲーム。


2点のリードをもらって、ハマの守護神はマウンドに向かう。


そこに待っていたのは、悪夢のような光景だった。


わずか7球。
2本のホームランを浴び、まさかの逆転負け。


呆然とする小さな大魔神に、ハマのキャプテン筒香嘉智が声をかける。


「すみません」


一言だけコメントを残すのが精一杯だった。


「今年は絶対優勝しないとダメだ。テッペンからの景色を今の選手たちに見てほしい」


佐々木は、愛する後輩たちに熱いエールを送っている。


思えばベイスターズ21世紀の低迷は、ストッパーに苦しみぬいた歴史でもあった。


1998年の日本一。
1999年オフに佐々木はシアトル・マリナーズに移籍。


その後のベイスターズのストッパーたちは、佐々木の幻影と戦わねばならなかった。


福森和男。
斉藤隆。
マット・ホワイトサイド。


2004年に佐々木はベイスターズに復帰するが、翌2005年シーズン途中に引退。


マーク・クルーン。
石井裕也。
山口俊。
三上朋也。


その宿命的ストッパー不足を、一人の青年が打ち消した。


「小さな大魔神になります!」


2015年3月31日。
横浜スタジアム。
カープ戦。


プロ初セーブを記録した彼は、たった一言で「大魔神の呪縛」を解いてしまった。


その後の活躍はいうまでもない。


ルーキーイヤーから守護神を務めて、5シーズン。


彼の活躍あればこそ、ベイスターズは本気で優勝を目指せるチームになった。


横浜以外のセ5球団がストッパーを固定できていない今シーズン。


それだけでも評価されていいはずだ。


昨日はやられた。
だが、プロにはやり返すチャンスがある。


昨日負けたら、今日は勝て。
今日負けたら、明日は勝て。
明日は、絶対勝て!


横浜には「小さな大魔神」がいる。


下を向く必要などない。


やられたら、やり返せ!


21年ぶりの胴上げ投手になるのは、背番号19だ。


たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。


TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。


Go Beyond the Limit.


I☆YOKOHAMA!