今日も全力投球。明日も全力投球。それが我らの使命。#58
2019/07/15(月) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5-8 カープ
勝 九里亜蓮 4勝5敗
負 井納翔一 3勝4敗
プロ野球後半戦がスタート。
本拠地横浜スタジアムでの初戦を飾ることはできなかった。
思えば昨年の後半の開幕戦も黒星スタート。
その試合でも彼は投げていた。
そして、自分の仕事を成し遂げていた。
1989年6月14日生まれ。
埼玉県入間郡出身の30歳。
飯能南高校からHondaを経て、2010年ドラフト3位でドラゴンズに入団。
貴重なブルペン陣の一角として、活躍してきた。
しかし、厳しいプロの世界。
2017年、一軍での登板がないまま戦力外通告を受ける。
そこでベイスターズから声がかかった。
「感謝しかない。意気に感じてやるしかない」
2018年5月19日。
東京ドーム。
ジャイアンツ戦。
前日打ち込まれたジャイアンツ相手に、4年ぶりのホールドを記録。
2018年7月16日。
横浜スタジアム。
スワローズ戦。
2回表に打球を足に受けた先発エディソン・バリオスが降板。
突然のリリーフも3イニングを無失点。
いずれも荒れかけた試合を立て直す見事なリリーフだった。
この日も、先発の井納翔一が3回6失点でノックアウト。
3回裏に3点を奪い、3-6で迎えた4回表に彼の出番はやってきた。
2イニング。
打者8人。
28球。
2奪三振。
無失点。
見事に試合を建て直した。
ここまでビハインドの場面での登板がほとんど。
陽の当たる職場ではないかもしれない。
だが、こうした仕事ができる人こそ組織には必要なのだ。
「ドラゴンズで彼と一緒にプレーをしていた時期がありましたので、良く知っています。ツボにはまったときは本当に素晴らしい。手がつけられない」(佐伯貴弘)
今日も彼はブルペンで、自分の仕事に備える。
内に秘めた闘志を胸に。
その力が、明日の勝利に繋がる。
その姿が、チームを鼓舞していく。
彼はその右腕を、全力で振り続ける。
今日も全力投球。
明日も全力投球。
それが我らの使命。
たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号58。
武藤祐太。
THANKFULNESS.
野球をやらせてもらえる感謝。
Go Beyond the Limit.
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