大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

さらば! 我らのキャプテン #25

クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第3戦
2019/10/7(月) 横浜スタジアム


勝 ラファエル・ドリス 2勝0敗
S 藤川球児 0勝0敗2S
負 エドウィン・エスコバー 0勝2敗



雨の降りしきる横浜スタジアム。


球団設立後初、そして12球団ラストとなる本拠地開催のクライマックスシリーズ。


1点を巡る攻防は、ミスをきっかけにした失点から決着が付いた。


ベイスターズの2019年が、終わりを告げた。


喜怒哀楽が詰まりに詰まったシーズンだった。


今永昇太の快投劇の本拠地開幕戦。


代打の神様となった佐野恵太。


待ちに待った覚醒を果たした国吉佑樹の161km豪速球。


10連敗を止める石川雄洋の執念のホームラン。


ハマの精神的支柱 .ホセ・ロペスの連続守備機会無失策記録達成。


繰り返された完封劇。
ラストはマウンド上での「ヒカルのハグ」。
長年の課題だった正捕手は伊藤光がその座を射止めた。


「おなかがすいたよ」
オバQこと田代富雄打撃コーチの「魔法の言葉」から生まれた大和のサヨナラヒット。


リリーフから先発へ。そしてさらにリリーフへ。
ポストシーズンの開幕マウンドも務めた頼れる選手会長石田健大の大奮闘。


蒼い韋駄天は、真夏にハマスタへ帰還。
梶谷隆幸の大復活。


小さな大魔神 山﨑康晃は2年連続セーブ王。


嵐のカリビアン ネフタリ・ソトは2年連続のホームランキング。


春先の大不調、そして真夏の骨折から、ハマのプーさん 宮﨑敏郎は鮮やかに帰ってきた。


三嶋一輝は、71試合。
エドウィン・エスコバーは、74試合。
左右のリリーフエースの大車輪の活躍あってこその優勝争いだった。



首位ジャイアンツに手が届くところまで猛追したが、一歩及ばなかった。


本拠地で胴上げを見せつけられる屈辱も味わった。


2位とはこんなに悔しいものか。


栄冠は目の前だったはずなのに。


そして、その屈辱を晴らすファイナルの舞台にも、あと僅かで及ばなかった。


71勝69敗3引き分け。


クライマックスシリーズは、1勝2敗。



146試合を戦い抜いた選手たちは試合後グラウンドに整列し、ファンに深々と一礼。


その直後、我らがキャプテンはチームメイトに語りかけた。


「きょうでチームを離れる。夢に向かって頑張りたい」


球団として初のポスティングシステムによる大リーグ挑戦を、背番号25は明らかにした。


ベイスターズの躍進は、彼抜きにしてあり得なかった。


2009年ドラフト1位で横浜高校から入団。


2014年にレフトにコンバートされレギュラーに定着。


2015年には石川雄洋の後を受けキャプテンに。


2016年には本塁打・打点の二冠王となり、チーム初のCS出場の原動力となった。



2017年WBCで侍ジャパンの主砲として活躍。


日本を代表する選手となっていく。



またチームの勝利のためだけでなく、著書で、また外国人記者クラブの会見で、少年野球から高校野球への積極的な提言も行ってきた。



その絶対的な存在が、少年の頃からの夢を実現するために、次のステージに進むことを決めた。



背番号25あってのベイスターズ。


横浜といえば背番号25。



その歴史が一つ終わりを告げる。



そして新たな歴史が始まる。



東京オリンピック野球のメインスタジアムになる横浜スタジアム。


2020年には増築が完了し、新たなシーズンを迎える。



栄冠を逃した悔しさを胸に。


本気で優勝を目指せるチームとなって。


新たな闘いがスタートした。


あの美しい応援歌を聴くことはもうできない。


だが、熱き星たち胸にはその歓声は永遠に轟き渡っていく。



横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ筒香



さぁ打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっとばせホームラン


GO GO TSUTSUGOH!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。


VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!


FOR THE MOMENT THAT WILL LAST A LIFETIME.


一生残る、一瞬のために。



ここまでこの投稿を読んでくださった皆様。
本当にありがとうございました。


この投稿もなんとか最後まで走り抜けることが出来ました。


それもこれも、最後の最後まで熱い闘いを繰り広げてくれた選手たち、そして共に闘った皆さんがいらっしゃればこそ。


また今後ともどうぞ宜しくお願い致します!


I☆YOKOHAMA!